2009年7月29日水曜日

日食と竹内先生







今回の日食は、関東地方では残念ながら曇天で観測することができませんでした。

竹内先生も、観測を心待ちし楽しみにされておりましたが、悪天候のため実行できなかったことを大変残念がられ、手紙を頂きましたので皆様に紹介いたします。

写真は、上から国立天文台のHPからの硫黄島付近での今回の日食の写真、竹内先生からの手紙、同手紙に添付された資料です。資料は今回の日食のものではありません。

クラス会で小田原城を散策された際に、竹内先生が木漏れ日での日食観測を説明されていましたが、一番下の写真がその写真です。

いずれにしろ、私達の15年程度先を歩まれている竹内先生の知的好奇心に溢れた生活姿勢には敬服すると共に、私達にとっても今後のよい参考になると思います。

なお、当方から竹内先生には、ネット検索による今回の日食に関するいくつかの資料を提供させていただきました。

2009年7月24日金曜日

念のために

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古い家






私の家の向かい側に、道路を挟んで上の写真で示した古い西洋館があります。

 故人になられた元慶大潮田塾長の住まいで、現在は、九十を超えた奥様が裏に建てられたログハウスで、頻繁に訪れる娘さん夫妻の支援を得て生活をされています。

 道路は、鎌倉駅から大仏へ徒歩で行ける主要ルートなので、外国人や、遠足の生徒等でかなりの賑わいを見せています。 特に、最近は英語以外に、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、中国語等の様々な言語を聞くことができます。

 面白いのは、古い西洋館を見た際の反応で、日本人と西洋人とではほぼ正反対と言ってもよい反応を示します。特に小学生は「お化け屋敷」といって足早に逃げるように通り過ぎるのに対し、多くの西洋人は、立ち止まって興味深そうに眺めたり、写真を撮ったりします。

 西洋人の中には、私が道路にいた際に、「この家に住みたいのだが」と尋ねてくる人もおり、私が下手な英語で「空き家(empty house)ではない」旨を説明すると、大袈裟に残念がったりする始末です。

 私は、西洋人が何故このような古い家に興味を持つのか疑問に思っていましたが、最近以下の記事を読んで、背景を少し理解できたような気がしました。


「米国中産階級の暮らし 日本よりぐんと豊かなのはなぜか」
                        (枝川二郎の「マネーの虎」)

 アメリカ北西部のシアトルに来ている。日本ではマリナーズのイチローで有名な街だが、経済ではマイクロソフト、ボーイング、アマゾン、スターバックス、コストコなど多くの企業を輩出したことでも知られる。アメリカが全国的に不景気にあえいでいるなかで、シアトルの状況は比較的良く、街にはまだまだ活気がある。

 普通のサラリーマンが庭でバーベキュー、湖で自家用ボート。こちらに来て強く感じることは、アメリカの中産階級の暮らしぶりが豊かなこと。日米でサラリーマンの収入にそれほど大きな差はないが、生活レベルではアメリカのほうがずっと豊かであり、それが人々の精神的な余裕にもつながっている。

 当地では年収数百万円の普通のサラリーマン家庭が広い家に住み、庭でバーベキューを楽しみ、休日には自家用ボートで湖に繰り出す、というのが普通の光景となっている。

 その違いが生まれる大きな原因は、資産運用の成果の違いによる。日本ではまともな資産運用というものは存在しない。1990年のバブル経済のピークから20年近く経ったが、いまだにバブル崩壊の重しがとれていない。株価はピークの数分の1のレベルにとどまっているし、不動産価格も長期的には下落傾向だ。つまり、今までに少しでも「積極的」な運用を心掛けた人の大半は損をしたというわけ。一方で、預金金利は限りなくゼロに近く、タンス預金と変わりないのだから、どちらにしても資産が減ることはあっても増えることはまずない、という状況だ。

 とくに住宅への投資が最も悲惨な状況だ。わが国の住宅は一般に安普請なので、新築で家を建ててもローンを返済し終えるころには建て直しが必要になる。家の金銭的価値はゼロになるということだ。これでは資産形成どころか資産消滅である。あるいは、住宅は「資産」ではなく「消費財」である、と言ってもよいだろう。政府も遅ればせながら200年間住める住宅を、などという掛け声は上げているが、築数十年の家に対しては銀行がまず融資をしてくれないし、「安普請でも新築を好む」という(海外では理解されない)見方が日本では相変わらず主流だから、現状は容易には変わらないだろう。

 日本では一生涯、資産が形成されることがない、それに対してアメリカの家は、100年はもつし、古い家こそ価値が高いという見方が一般化している。だから、家には当然のように資産価値が生まれる。アメリカの典型的なサラリーマンは、30歳代のころに子育てのために住宅ローンを組んで庭付きの一戸建てを購入する。そして子育てを終えた50歳代に狭い家に買い換える。そこで手にした差額が老後の大事な資金源となる。いまは不動産市況が悪化しているが、それでも日本のように、建物の価値がゼロになるといったケースは少ない。

 日本にはそれなりの企業で定年まで勤め上げても定年後の年金生活では、文字どおり年金以外の収入がほとんどない人が多くいる。これは何十年間も給与所得を得ても、それが資産へ変貌して果実を生むというふうにならないためだ。退職金が住宅関係の費用や子供への援助で消えてしまう、というのも追い討ちをかける。結果として一生涯、資産が形成されることがない。生命保険だけは多額にかけている人も多いが、死んだ後にいくら金をもらっても遅いだろう。

 私の資産が豊かでないのは、住宅のせいだとは思いませんが、住宅は耐久性のあるものであって欲しいものですね。

2009年7月21日火曜日

「海の日(7月20日)」の由比ガ浜














由比ガ浜に、私達が子供だった頃の高密度の人混みはありません。

数年前までは、ウインドサーフィンが大手を振っていましたが、規制されたのか、今は見当たらず、サーファーが主役の海岸になっているように見受けられます。

サーファーは、季節とあまり関係がないので、一年中がそこそこににぎわう海岸になったともいえます。

単に、海水浴をするなどという人は、最早、絶滅危惧種になっているようです。

2009年7月17日金曜日

佐野さまからの近況連絡




 佐野さまから、最近の活動状況の一端についての近況連絡をいただきました。皆様にご報告いたします。

 楽しいブログをご連絡いただき、有難うございました。以前、小澤さんからご連絡いただいたブログが開けなくて、機械のせいにして諦めていたのですが、今回、.comが抜けていたのに気付きました。機械音痴には困ったものです。

 最近、暇に任せてボランティア囲碁の活動範囲を多少広めたら、急に忙しくなり、多少アタフタとしております。囲碁仲間も増えましたが、下手の横好きで実力は一向に向上しません。

 実は、1年ほど前、神奈川新聞に私が囲碁を打っている写真が掲載されたのですが、誰も気付いていないようですね。(大勢の中の一員で、氏名の紹介はありませんでしたが、結構大きく写っていました。)

 皆、定年を迎えたせいか、近年、昔の友人と会う機会が増えました。四季に応じて旅行したり、居酒屋で談笑したり、老人ホームの見学をしたり、これも結構忙しくなっています。

 平均寿命(余命)はあと14.5年でしょうが、なんでも自力でできる健康寿命(?)はその半分ほどかな。


 体の動くうちは、精一杯楽しまなくてはというのが、最近の心境です。これからも、どうぞよろしくお願いします。                         

               佐野 利昭

2009年7月8日水曜日

木場さまの社会貢献と市長表彰


 木場さまが代表をされている、認知症家族のサポートNPO「かまくらりんどうの会」が市長表彰されました。
 その際の内容が市の広報(インターネット版、「市長フォトギャラリー」20年11月)に公開されていますので紹介いたします。公開内容は市長との記念写真と紹介記事(下記)です。

 クラスの仲間がこのように表彰されるのは、私達にとっても少し誇らしく、また、喜ばしいことだと思います。



平成20年11月18日(火)
「かまくらりんどうの会」 木場代表と鈴木前代表

「かまくらりんどうの会」の木場代表と鈴木前代表が、「社会貢献の功績」にて、社会貢献者表彰を受賞され、そのご報告にお見えになりました。

「かまくらりんどうの会」の皆様は、平成元年より、認知症の方を抱える家族の会を立ち上げ、介護者同士の交流会や講演会の開催、電話相談など、認知症の方を抱える家族のニーズや問題に対して精力的に活動をされている団体です。

会員の皆様の長年のご活動に改めて、敬意を表します。

2009年7月7日火曜日

横田さまから 「リタイアーの挨拶」




皆様のところにも届いたかもしれませんが、私も横田さまからリタイアーの葉書を頂きました。
念のために、下記に紹介いたします。

 なお、横田さま、長いサラリーマン生活をご苦労様でした。これからは、見晴らしの良い鎌倉山の高台での、悠々自適の生活を快適に過ごされてください。


拝 啓
 初夏の侯となりましたますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 さて私こと六月をもちまして日東商事株式会杜を退職いたしました。武蔵野銀行に入行以来四十五年同行ならびに関連会杜にお世話になり大過なく勤務できましたことは、ひとえに皆様方の公私にわたり温かいご指導と、ご懇情の賜と心から厚くお礼申し上げます。

 これからは健康に留意すると共に静と動の均衡ある生活を求め、悔いのない人生を過ごして参りたいと思っております。

 今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。末筆ながら皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ書中をもちまして御礼かたがたご挨拶申し上げます。

敬 具

                           平成二十一年七月
                           鎌倉市鎌倉山一の一六の五
                                 横田 彰義

2009年7月5日日曜日

今年のクラス会は10月14日(水)を予定















 7月4日に、鎌倉の「蘭」で、斎藤さまの主唱による、ローカルなミニ集会がおこなわれました。

 参加者は、貼付した写真に示されているように10名です。(声を掛けられなかった方、特に他意はありませんので、気を悪くしないでください)
 このミニ集会で、今年のクラス会の幹事である斎藤さまから、今年のクラス会の予定について以下の紹介がありましたので報告いたします。

 日時 10月14日(水)

 場所 「千代田屋」 (昨年と同じ店、JR松田駅前  TEL 0465-83-0011)


*例年どうりの昼食会を兼ねたクラス会になります。


斎藤さまのエッセー 「老犬介護」


             老犬介護             齋藤 彰

「その後、犬飼い始めましたか」、「とても飼う気になれませんね」久しぶりに会う友人と交わす会話です。

 我が家で飼っていた犬が逝ってから3年が過ぎました。18年10か月で旅立ったのは「クー太」という柴犬でした。今は29歳になった息子が小学校-年生の時から飼い始めたのです。甘えん坊で元気いっぱいのクー太は、家族全員の愛につつまれ、何をするにも我が家の中心的存在でした。

 そんなクー太でしたが、歳とともに衰えが目立ち始めました。背中が丸まり、両手で首と胴を介護用ベルトで支えなければ散歩もできなくなってしまいました。それでも散歩の大好きなクー太は、日に6回も7回も外に出かけるようせがみました。息子でさえ散歩から戻ると「腰が痛いよ」と言うほどでした。しかし、家族の介護も空しく、私との散歩を最後に旅立ってしまいました。あと数日で「戌年」になるという平成17年12月27日のことでした。

 以上は我が家の犬の話ですが、最近は町でも高齢者が老犬と散歩している姿をよく見かけます。共にいたわるように歩いている姿は、見た目にも微笑ましく感じられますが、大変だろうなと経験上察せられます。人間も犬も寿命が延びて高齢化社会になっている現実も、私が犬を飼えない理由の一つです。私が年を重ねて「老老介護」という現実がちらつくからです。

 さらに最近は、認知症患着200万人、30年後には400万人との推計から「認認介護」も課題になると思われます。これらに対応できるように、日々の研鑽に励まなければならないと心新たにしています。

 (「県民児協だより」第99号  平成21年6月15日)