2011年5月23日月曜日

大震災ー印象的な一つの記事

今回の震災では、おびただしい情報や映像が報道されています。その中に、ひとつのシンボリックな写真きじがありましたので紹介いたします。

宮城県北部雄勝町、国道398号の高架橋写真だ。 
 雄勝町は雄勝湾に面している。そのため東日本大震災の津波により、大きな被害を受けている。
 この高架橋は2000年完成。震災、そして津波の巨大なエネルギーを受けても頑強に耐え、基本的にはその機能を保っている。
 しかし、その下はどうだ。流されてきた多くのがれき。多くの人の生活を一瞬にして飲み込んだことがうかがわれる。いくら道が生き残っても、それを利用すべき人々がいなくなってしまうのでは意味がない。
 あまりにも残酷な落差ではないか。どうしてもそのような感傷を持ってしまう。
 しかし、ものごとは捉え方次第だ。インフラが生き残ったということは、今後の復興のためには喜ぶべきこと。国道を通って多くの救援物資・復興物資が運搬され、人々のために使われる。今はそのことを素直に喜ぶべきかもしれない。(増田建治=nikkei BPnet)




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