宮城県北部雄勝町、国道398号の高架橋写真だ。
雄勝町は雄勝湾に面している。そのため東日本大震災の津波により、大きな被害を受けている。
この高架橋は2000年完成。震災、そして津波の巨大なエネルギーを受けても頑強に耐え、基本的にはその機能を保っている。
しかし、その下はどうだ。流されてきた多くのがれき。多くの人の生活を一瞬にして飲み込んだことがうかがわれる。いくら道が生き残っても、それを利用すべき人々がいなくなってしまうのでは意味がない。
あまりにも残酷な落差ではないか。どうしてもそのような感傷を持ってしまう。
しかし、ものごとは捉え方次第だ。インフラが生き残ったということは、今後の復興のためには喜ぶべきこと。国道を通って多くの救援物資・復興物資が運搬され、人々のために使われる。今はそのことを素直に喜ぶべきかもしれない。(増田建治=nikkei BPnet)

0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。